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2007/10/26(金) メモ・ノートのとり方
システム手帳について学生に話をするときに、私は「メモやノートは何の
ためにとりますか。」という問いかけをします。その問いに対して、多くは
「忘れないようにメモをとる。」という答えが返ってきます。しかし、私は
少しニュアンスを変えて次のように説明します。
「忘れてもいいようにメモをとる。」
備忘録ということばに示されるように、忘れてしまうことに備えて記録を
しておくということです。人の記憶は、1日も経てば約75%忘れてしまう
といわれています。それだけ「忘れないように」ということは難しいのです。
場合によっては、メモしたことさえ忘れてしまい、折角のメモが無駄になる
という笑い話もあります。
ですから、忘れたことがらを思い出せるようなメモのとり方が大切です。
では、どのようにすれば思い出せるのでしょうか。
人間の脳は大事な記憶をすぐ思い出せるようにするため、関連する相対的
に不必要な記憶を忘れ、脳の活動を効率化している可能性があるという研究
が発表されています。あることがらを覚え続けているためには、他のことが
らを忘れてしまう必要があるのかもしれません。
現代社会において、家族の携帯電話の番号を覚えている人はどれだけいる
でしょうか。電話番号は、相手に電話をするための情報であって、普通その
番号には意味はありません。携帯電話のどのボタンを押せばアドレス帳を見
ることができるのかを知っていればいいのです。現代は、電話番号を覚える
必要のない時代のようです。
つまり、何を見れば思い出せるかということを知っていれば、忘れたこと
を思い出すことができます。そのためには、ルールを決めればいいのです。
そして、メモを書いた場所を定期的に見る習慣をつけるのです。
私のシステム手帳では、その週のダイアリーをすぐに開くことができるよ
うに、ルーラー式のしおりを使用しています。そのルーラーに用件を書いた
付箋紙を貼り付けておけば、スケジュール確認のたびに用件が目に入ってき
ます。そして、用件が済んだ付箋紙は完了した日のページに貼っておきます。
そうすれば、過去のダイアリーのページを参考に今後のスケジュールを検討
していくことが容易になります。
メモやノートのとり方は人それぞれで違います。それぞれでルールを決め
ておけばいいのです。ただ、そのルールはどの時点で読み返すかということ
を考慮しなければなりません。そして、読み返したとき単に記憶が甦るだけ
ではなく、新たな発想ができるような工夫も必要です。
安木屋ビジネス専門学校
副校長 安仁屋 雅秀
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