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2007/08/02(木) リスクと保険

 個人を取り巻くさまざまなリスクに対して、個人財産のみをもって対応す
ることは不可能です。そこで、共通のリスクを多数の人で負担する保険制度
を利用することが、リスクマネジメントの効果的な方法といえます。

 保険制度には、公的保険と私的保険があり、公的保険は強制加入が原則で
す。リスクマネジメントでは、公的保険(社会保険)で対処できない部分を
民間の保険でカバーするように考えていきます。

公的保険の種類
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・医療保険…健康保険、老人保険等
・介護保険…公的介護保険
・年金保険…国民年金、厚生年金、共済年金
・労災保険…業務上・通勤途上の疾病等
・雇用保険…失業給付、雇用安定事業等

 たとえば、入院等により医療費が一定額以上となった場合、本人の請求に
より、公的医療保険から高額療養費として一定額が払い戻されます。(食事
代や差額ベッド代等は対象外です。)

 したがって、高額療養費で対処できない自己負担額と入院に伴う諸費用を
民間の保険でカバーするような保険のかけ方が、最少の費用で最大限の効果
をあげるための方法といえます。

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安木屋ビジネス専門学校
副校長 安仁屋 雅秀